コンチネンタルカップの結果報告

July 1st, 2021

先日行われた「AVCコンチネンタルカップアジア大陸予選」は、準優勝で終了しました。 あと1勝でオリンピック出場が決まりましたが、最後に勝ちきることができませんでした。 開催国枠を決める代表決定戦でも決勝で負けてしまったので、どちらも最後の1勝が叶いませんでした。 この壁がとても大きかった。 とても悔しく、残念な気持ちでいっぱいですが、代表決定戦とコンチネンタルカップで改めてビーチバレーの楽しさを知ることができました。

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コンチネンタルカップの代表に声がかかったのは、代表決定戦の決勝が終わってすぐのことでした。 まだ千代さんと渥美さんと3人でオリンピック出場に向けて挑戦ができる。是非挑戦したい。 そしてここで声をかけてもらえるなんて大変光栄なことで、選んでいただいたからには結果として恩返しをしたいと思いました。

いざコンチネンタルに向けてみんなで練習を開始すると、どの選手も表情が良くて、練習も楽しくて、とても良い雰囲気で練習することができました。 普段はお互いライバルであり、一緒に練習をすることがあまりなかったので、お互いのことを知らない部分もありましたが、一緒にいる時間が増えたことにより、選手個々の性格や得意なプレーなどが少しずつわかるようになってきました。

タイについてからは驚くことばかり。 とにかく隔離が厳しかったです。 常に部屋に篭りっぱなしで、ご飯は時間になると部屋の前に置いてあり、練習は1つの国ごとに1時間半しかさせてもらえませんでした。 リフレッシュタイムが設けてあり、リクエストが通るとホテルの中庭に20分間いれるのですが、この20分はあっという間に過ぎました。笑

コートは砂ではなく土のようで、とにかく硬い。 グラウンドでやっているみたいで、何人か擦り傷や軽く血を流していました。 レシーブで飛ぶこむのに躊躇してしまう場面もあり、これに慣れていくしかなかったのですが、この躊躇が悪い方向として現れて、気づけば縮こまった状態でのプレーが当たり前になり、思うようなプレーができない状態になってしまいました。 それに気付いたのが第2フェーズ初戦のNZ戦。 相手が強かったこともありますが、自分の調子も良くありませんでした。 そしてまさかのストレート負け。 これで私は久々に自分に自信をなくしたのですが、もうひとつの日本チーム(長谷川/二見)は勝っていたのでゴールデンマッチに突入。 私たちが負けてすぐに総監督の庶さんを中心にコーチ陣とミーティング。 そして庶さんが、「もう一度いけるか?」と。「次は勝てる!」と。 私には負けてすぐにまた同じチームと対戦するなんて、正直そんな勇気と覚悟はもうありませんでした。 自分の調子が良ければいいけど、そうではなくて、しかも試合中はひたすらに狙われ続けて。 さすがの私でもきついと思っていましたが、私たちが責任を持ってもう一度戦わないと、ということでもう一度コートに立つことに。 そしてその試合は、やはり自分のパフォーマンス自体はあまり良くなかったけど、もうここまできたら切り替えてやるしかない。 そして庶さんを始め、日本チームに迷惑をかけたくないという思いでプレーをし、接戦ではあったものの勝つことができました。 そこからファイナルフェーズまでに3日間練習ができたので、硬いコートでの最善のプレーを確認、修正しつつ、その後の試合では自分の本来のプレーが戻ったと思っています。 私はNZに負けたときに背中を押してくれた庶さんやコーチに感謝をしています。

そして今、本当は現役を引退して他のことに挑戦しようと思っていましたが、3年後にまたこのコンチネンタルカップの代表に選ばれて試合をしたい!と考えが変わってきました。 ひとまずこの隔離期間を使って、じっくりと今後のことを考えていきます。

東京オリンピック出場へ向けて活動してきた私を応援、サポートしてくださったみなさん、本当にありがとうございました!!!

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